オススメ言語はPHP

Webシステムの開発に限って言えば、開発言語として、ベストな選択はPHPである。
何故そうなるのか理由を以下に述べる。


JavaではなくPHPをオススメするのは、Javaが良くないということでは全くない。
要は向き不向きの問題である。
ただ、それ程複雑な機能を必要としないWebサイト(世の中の大抵のWebサイト)においては、
Javaで作成するよりもPHPで作成した方が早道なのである。
作成し易いという点だけで言うとPerlという手もある。
しかし、PerlによるWebシステムは比較的易しく柔軟性がある反面、
サーバ内実行時のメモリ消費量が大きい等、実行速度の点で難が在り過ぎる。
また、C言語Javaの場合だとサーバでの実行速度は速い反面、コンパイルが必要であり、
言語自体も比較的難しく、殆どのプロバイダでは使用できない。
(最後の問題は独自サーバでは無視できる)


Javaを使えば、部品の再利用性が向上し、拡張性が向上するとかいう話もある。
が、ぶっちゃけ、世の中の8,9割方のサイトは、Javaの再利用性や拡張性に頼らなければならない程、
複雑かつ巨大な機能を持たないし必要としていない。


そもそも、PHPを使っても捌ききれない程の大量アクセスや、
ソースコードの再利用を徹底的に促さないと開発しきれない程の複雑かつ大規模な処理をするために、
Javaを採用しているとでも言うのだろうか?
そんな商売繁盛なWebサイトはめったにありゃしない。
Yahoo!!や楽天などの商売繁盛な巨大サイトがPHPを積極利用すると言っているくらいなのに、
自分のサイトはそれ以上だとでも言うつもりなのだろうか?
(Yahoo!!や楽天を追い抜く、追い越すという気概の持ち主がコストパフォーマンスというものを計算に入れないはずがない。そうだろ?)


まずは自分のビジネスがどの程度のものかきちんと見極めた上でツールを選択すべきであって、
周囲がJavaと連呼するからうちもJavaなんていうノリで作れば、
必要以上に高性能かつ複雑すぎるシステムが作られ、金を無駄にするだけである。
大したシステムじゃないのならPerlrubyPHPなどで作成する方が手っ取り早く、
そして安上がりであり、また安定稼動ができる場合が多々あると考えられる。


もちろん、PHPにできないことでJavaならできるということもある。
何故なら、PHPはWebシステム開発に特化した言語であるのに対し、
JavaはWebシステムに限った言語ではないからだ。
最初に言ったように要は向き不向きの問題なのである。
なんでもかんでもJavaで作ればいいというものではないのだ。