内製か外注かそれが問題だ。
ことWebサイトの制作、管理についてのお話。
自社または社内のWebサイトを対象。
コンテンツの更新やアプリケーション(AP)の修正を社内の担当者がやるのが内製。
社外のWeb制作会社に仕様を伝えて作ってもらうのが外注。
内製と外注、どっちでやっていくゆくべきか?
意地でも内製でやるべきである。
「そんなヒマはないよ!」→徹夜してでもやるべき。
「htmlとかそういうのわかんないよ!」→じゃぁ勉強して理解するべき。
「外注に丸投げしたほうが楽だよ!」→その費用対効果をちゃんと認識しているのか?
外注(アウトソーシング)の結果はノウハウの空洞化ということを理解するべき。
外注に頼んでWebサイトを作らせた。
担当者は後でサイトの一部にちょっとした変更を加えたいと思った。(更新記録、お知らせ追加等)
外注は「1ページ○○○○円です」と答えた。
担当者は「こんな簡単なことでそんなにかかるのか?」と文句を言った。
しかし外注も慈善事業ではなくビジネスなのでタダでやるわけにはいかない。
担当者は「細かいことは次の更新時にまとめて直してもらいます」とその場しのぎだけの回答を行った。
結局Webサイトの更新は停滞した。
こんな不毛な停滞した状態は誰にとっても良くない。*1
ちょっとした修正くらいは自分でやれるようになるべきだ。
どうしても煩雑で複雑な動的プログラムとかセンスが必要な画像を外注業者に投げて、後とは内製すればいい。
「デザインがかっこ悪いのが嫌だよ!」→ならそれこそ勉強するべき。
少々素人臭いデザインになっても売れるところは売れる。
Webの更新が滞る方がよりダメなことを理解するべきだ。
自分の手でやってこそWebサイトがどのようになっているのか学ぶ事ができる。
〜な感じというとてつもなく漠然としたものを伝えるのはハッキリいってお互いにとって益はない。
自分のサイトでやりたい事/やるべき事をちゃんと把握できるようになれば、外注先と共通言語で話せるようになる。
把握できるようになれば、外注を使った場合の費用対効果も把握できる。
また外注される側もやるべき事がハッキリしているため仕事をしやすくなる→うまくするとコストが下がる。
さらに慣れて把握してくると自分で詳細な仕様が書けるようになる。
所謂上流工程という奴である。
これができると自分でプログラマーやデザイナーに指示が出せるようになる。
そうなれば、外注ではなく派遣のプログラマーを雇って自社内でWebサイト構築プロジェクトを進められるようになる。
外注に頼むよりさらに低コスト、高い品質、運用やコンテンツ更新など様々な部分で融通の利くWebサイトができる。(ほうれんそうでも述べた、全員の目的が認識できていること)
かなりの人が「自社の要件を低コストで満たすWebシステム屋/Webデザイン屋はないものか?」と探し続けている。
しかし、それが“幸福の青い鳥”だと気付いている人は少ない。
*1:外注と関係会社、ユーザ