放浪の歌い手とオンセでの考え方の考察

(以下の文は、良し悪しを語るものではありません)

「放浪の歌い手」は誰が使っても同じようなキャラにしかならない。 CL2に成長時は《ファイトソング》《インタラプト》を取るのが最善手。

という意見を見たので、考察してみる。(その時の参加者ですし)

放浪の歌い手の特徴
・トラップ探知、トラップ解除に特化している。
・《ジョイフル・ジョイフル》で仲間をサポート。
・種族スキルで1回だけトラップを無効化


「放浪の歌い手」は誰が使っても同じようなキャラにしかならない。
同じシーフがメインの遺跡の探索者、鋭刃の舞踏と比較すると、

  • 遺跡の探索者:戦闘中は《フェイント》で攻撃、ダンジョンではトラップ探知、解除
  • 放浪の歌い手:戦闘中は《ジョイフル・ジョイフル》でサポート、ダンジョンではトラップ探知、解除
  • 鋭刃の舞踏:戦闘中は《ソードダンス》で攻撃、ダンジョンではトラップ探知、解除

攻撃するのがメインの仕事ではないこと以外、変わらないですね。
メインがシーフ(探索が主な役割)なのですから、大きな違いが出てこないようになっているのはある意味当然でしたね。
(もちろん、サブクラスの組み合わせとスキルの選択によって、多少は変わりますが、サンプルキャラクターに限定しています)


CL2に成長時は《ファイトソング》《インタラプト》を取るのが最善手。
最善手というのはその環境に依存するので、トラップを駆使するGMの下では、トラップ関係スキルが、戦闘中心の環境では、《インタラプト》《ファイトソング》*1、判定を多数行う環境では、《カノン》、後衛も平気で狙ってくる環境では高い精神、敏捷を生かしてウォーリアにクラスチェンジし、《バタフライダンス》《プロヴォック》して囮、と効果のある選択は沢山あるはずです。


ただ、ここで重要なのが戦闘のことしか考えないと、選択肢は非常に狭まるということです。
自分より明らかに強力な相手と戦う場合において、《ファイトソング》《インタラプト》などの回数制限スキルは非常に強力です。
しかし、上記したように、トラップ中心のセッションではあまり役に立ちません。
それでは、なぜ最善手と言われるのか?
それはオンセの特徴から来るものと推測されます。


オンセではオフセと違って、戦闘回数が少ない(オンセは通常より時間かかるため、戦闘回数を少なくする傾向がある)、トラップが非常に軽視されている(トラップ探知は結構おざなりのところ多いですね)ことから、継戦能力やトラップ対策をしないスキル構成の環境が多いためだと思われます。


せっかく目の前に様々な可能性があるのに、最善手という言葉で閉ざされたくないものですね。
知らない人とする場合は、GMが最初にシナリオ傾向をぶっちゃけることも必要と私は考えていますし、実践しています。

*1:《ガーディアン》、《ソウルバスター》などのスキルをパーティで保有している必要有