初心者向けセッションってなんだろうか?

 先日、いつもの面子*1に加えて初心者さん(TRPGは初めてなリプレイ読者さん)とセッションをしてきました。
今回参加にいたった経緯は初心者さんが、“会社の昼休み時間にオンラインセッションリプレイを見ているところ”をあやちんに発見され、補導誘われたとのことでした。(というか昼休み時間でも会社で見ちゃいかんとちゃうの?と思わなくもない…)


そんなこんなで初心者向けセッションに変更した際に、色々考えた事をツラツラと書いています。


初心者向けセッションというと、典型的なパターンとしては“依頼者から依頼を受けて、ダンジョンに潜ってボス倒して財宝を獲得する”(以後依頼モノと呼称します)ものが良いとされています。
依頼モノを行ったソードワールドのスチャラカや依頼モノをしなかったぺらぺらでも分かる様に、確かに依頼モノは分かり易いですし、また実際に使用されている事から見ても有用なのでしょう。
依頼モノの優れている点は依頼を受ける・依頼を探す・情報収集をするといった面倒な部分は省いて、さっさとダンジョンに潜らせることで出来る行動を明確化することにあります。


今回は初心者が1人であること、時間にある程度余裕があることを踏まえて、セッション前に、雑談をしながらどういった好みなのか話を聞いてみようと思いました。
(私だけ)初対面でも打ち解け易いように見えるには、やはり一工夫が必要です。
ふむ……やはり、ここは賄賂でしょうか?(ぉぃ)


まぁ賄賂は冗談としても、打ち解け易くするには共通の話題・行動が必要です。
ケーキが嫌いな女性はあまりいないとよく聞きますし、とりあえず甘いケーキを準備しました。
甘いケーキとコーヒーや紅茶を飲みつつ、楽しく会話…これです!
別にケーキを準備するのは“とりあえず、甘いもので釣っておこう”という事ではなく、こちらのやる気・誠意をアピールする一つの手段です。
例えば、コンベションで「シナリオは作っていません。アドリブでいきます」「徹夜でシナリオ作ったので眠いです」といわれるのと、
「シナリオは既に数回テストプレイをしています。また体調も万全です」と言われるのではやはり後者の方が嬉しいのと同じで、適切なアピールは相手と打ち解ける際に有効な手段だと思います。


今回、雑談の中で、得た情報は、“ルールブックは眼を通している(力丸さんの様にあげたルールブックには付箋が立っていた)”“アリアンロッドRPGのリプレイは読破している”“WebのリプレイでMAPがないのが多いので分かりにくいと思っている”“好きな漫画はBLEACH”“ルールブックのデータはまだ覚え切れていない”等でした。


これらの傾向を踏まえて、私が出した決断は以下です。

  1. データを詳しく知らなくても楽しめる展開にする。⇒依頼モノではなく、巻き込まれ型+戦闘自体は少なめに。
  2. データもなるべくわかりやすくなっているようにする。⇒スクエアMAPやポーンを使用し、環境の理解をし易く。
  3. 最適化できるデータよりも最適化できない状況に重点を置く。⇒ただの強い敵ではなく一工夫を入れたエネミーにする。

結果行ったセッションは、下記エントリです。

*1:あやちん、Kei、ナナ、ミク