アレなDMとダイナシPL
D&D3.5eのプレイレポート。
参加した面子
◆DM：コンベンションでの初対面マスター
■ランス/ファイター/人間・男/PL：dvamp
特攻野郎Aチームなファイター。戦場で多大なる武勲をあげ、最高の戦士の証である勲章を3度受章しているが、その自由奔放な性格で軍規違反を繰り返し、前述勲章を3度共剥奪される程の問題児。
背中を預けていた盟友が大きな戦で戦死した事で天涯孤独の身となり、今に至る。
■アルウェン（高貴なる娘）/ウィザード/エルフ・長女/PL：Keiさん
エルフ四姉妹の長女で秘術を操るウィザード。
生まれ故郷を襲った化生を追っていたところ、化生を一撃で倒した人間に興味を持ち、以後、共に旅をする事になり、今に至る。
■ケレブリアン（銀姫）/ドルイド/エルフ・次女/PL：コンベンションでの初対面PLの腹黒さん
エルフ四姉妹の次女で大猿を操るドルイド。
追跡の旅から帰ってこない長女を連れ戻す為に旅に出たはずが、共に旅をする事になり、今に至る。
彼女曰く、自らの力を高める為の武者修行だとか…。
彼女の盟友である“フアン”という名前の大猿を連れている。
■アルターリエル（輝く花冠をいただく乙女）/クレリック（アローナ）/エルフ・三女/PL：メガネさん
エルフ四姉妹の三女で癒しの術を操り、森の女神アローナを奉じるクレリック。
長女と共に化生の追跡の旅をしていた。人間に対してあまり良い印象は持っていないが、ランスの実力は認めている。
■ルシアン（魅惑的な娘）/ソーサラー/エルフ・四女/PL：コンベンションでの初対面PLのポニテさん
エルフ四姉妹の四女で長女と同じく秘術を操るもののそれは学習による知識を得たわけではなく、生来の力として操るソーサラー。
次女と共に追跡の旅から帰ってこない長女を連れ戻す為に旅に出たはずが、共に旅をする事になり、今に至る。
時折口から竜の吐息が如く現象を発動させる為、竜の姫とも言われている。
メガネさんを除いて、D&D3.5e経験者と言うことで、DMが準備したプレロールドキャラクターをベースにキャラクターを作成。
自分はプレロールドの中に、パラディンがいなかった為、ファイターを選択。
元々はトリッパーだったものの、プレロールドでトリッパーはヤバイ！という直感の元、特攻野郎Aチームなファイター*1と生まれ変わらせる。
エルフ四姉妹はシンダール語辞書を見つつ、名称を決定していた。
DM：では、セッションを開始します。導入はランスから。ランスが酒場で飲んだくれて、女給にセクハラをしている時、酒場の扉を開けて執事然とした男が1人入ってきた。場違いの男の登場に酒場は一瞬静けさを取り戻す。そして、その男がランスを見て「お坊ちゃま、ご無事で何よりでございます。さぁ、私と一緒にお戻りくださいませ」と言うと、近づいてきた。なんでもキミの実家は貴族なのだが、兄上が結婚する為、キミを迎えに来たらしい。
dvamp：俺は天涯孤独の身ですが？
DM：じゃぁ、その設定は破棄だね。
dvamp：……（設定破棄ktkr！！）。
Keiさん：キャラメイク時点でキャラクターに付随する設定は言った方が、お互いの摺り寄せの為にも良いですよ。
腹黒さん：ですねぇ。
DM：じゃぁ、次からね。
そんなこんなで、皆で実家に向かう事に。
途中何事も起こらず、無事実家へと到着。
兄貴と会うと、冒険者風情と見下しモードMAXで正直ウザイ。
一方、両親というといたってまともで、どうしてこんな子供（自分含む）が生まれたのだろうと疑問が…。
結婚するはずの兄貴が、ルシアンの魅力にやられ言い寄る等のウザイイベントがあったものの、結婚式まで逗留する事に。
明日、式前の挨拶に花嫁が来るという話になるが、予定の日になっても馬車が到着しない。
dvamp：本日到着予定なんですよね？ 何か足止めを食らう様な事態とかになってます？ 雨とか。
DM：昨日、大雨が降ったので、足止めされているかもね。
メガネさん：多少ずれるってこともあるのかな？
腹黒さん：かもしれないですね。
dvamp：んー。違う様な気がするなぁ。とりあえず―――
DM：で、翌日になっても到着しない。
dvamp：ちょっと、待って。まだ進めないで。
DM：巻き戻しはしない。
dvamp：……了解。スクライングがあれば状況を確認できるんだけどなぁ。
腹黒さん：ありますよ。
DM：マジで！？
早速水溜り*2を使って、スクライングするケレブリアン。
しかし、発動はしたものの何も見えなかったという……つまり。
Keiさん：お亡くなりみたいね。
腹黒さん：そうなんですか。
Keiさん：死者が対象の場合、何も見えないはずだから。
ポニテさん：どうしましょうか？
dvamp：現場にいくしかないね。両親に迎えに行く許可をもらって、出発しましょう。
メガネさん：ですね。
dvamp：ジェントル・リボウズ準備しておいて。
メガネさん：了解です。
混乱しつつも強硬についてくると主張する兄貴を連れ、警戒しつつ、旅する事半日、一行は現場へと到着した。
現場は何者かによって襲撃された様だった。
嫁さんも含めて1人の生存者もなく、全滅が確認される。
現状、結婚式の準備に金がかかり過ぎている為、レイズ・デッド費用が捻出できないとの事。
…本当にこいつら貴族なのか？
このまま実家の面子に泥を塗られたままにはできない。
この襲撃犯に心当たりはないか調査した結果、実は実家の祖先はその昔、邪竜討伐を行っており、それらの武勲から貴族になったらしい。
実家の事なのに、何故か自分は全く知らなかったりするのがHFOの悲哀である。ここら辺事前情報でくれたり、判定にボーナスくれてもいいと思うんだけど、それは我侭だろうか？
また捜索によって、見つけた赤竜の鱗から再度スクライングしてみると、巨大な洞窟にいる事が分かった。
引き続き、情報収集することによって、当時邪竜が潜んでいた洞窟の場所を突き止め、探りを入れる事に。
ポニテさん：シーフいないですけど、どうしましょうか？
メガネさん：突撃とか？
Keiさん：情報がない現状だとそれはきついよ。
dvamp：ケレブリアンに化身してもらって、偵察に行くとか。
Keiさん：かな。
というわけで、ケレブリアンが化身後、洞窟の奥へと偵察しに行くと―――。
DM：奥へと進んでいくと、真っ赤な鱗に包まれた大きな竜が身体を何かの肉を食んでいるのが分かる。
dvamp：ビンゴ！
マス・レジスト・エナジーやフライを唱え、準備万端、突撃ラブハートをBGMに吶喊する！
DMとPLの出目が違った意味でお互いに走り、イニシアティブはPCが一周した後、火竜という順番に。
フアンがまず最初に赤竜に接近し、その後、後衛陣から攻撃呪文＆支援呪文が飛ぶ。
最後にランスの《突撃兵》＆《跳躍攻撃》を赤竜にぶちかますとダイスは20を上にして止まる。
dvamp：おぉー！！ クリティカルか？
リロールすると、今度は19。
dvamp：クリティカル来たー！
Keiさん：クリおめ〜。
ポニテさん：Good Job！！
腹黒さん：おぉ〜。
メガネさん：すごぉ〜い。
DM：サマすんな！！
喜ぶPLたちを余所目に、1人憤慨するDM。
DM：今のは振り方が怪しかった、もう1回振れ！！
dvamp：へいへい。んじゃ手借りるね。
と言って、Keiの手でダイスを転がすと…
DM：それセクハラ！
とまたまた憤慨するDM。
サマっぽい時は他人の手でリロールというのが我が環境だったので、いつもの調子でやってしまっていたのだ。
dvamp：セクハラ？
ってわけでKeiさん本人に確認すると。
Keiさん：んにゃ。
ってことで、Keiさんの手を借りて、リロールすると…。
ダイスはまたまた命中する出目を出し、無事クリティカルに。
ダメージロールでもまた高い出目が出た時になんか言われるのは嫌だったので、Keiさんの手でダメージを振ると…70点のダメージを叩き出した。
事実とは、時に小説よりも奇なるものなんだなぁ。
dvamp：DM、大規模ダメージだよ。
DM：通した（振ってない）。
dvamp：振ってなくね？
DM：通した！
dvamp：了解。
赤竜の全力攻撃がランスに集中するも、なんとか生存し、次のラウンド。
フアンと後衛陣の攻撃で赤竜に止めを刺すものの…。
DM：赤竜が倒れるのと同時に、青い鱗の竜が姿を現した！
一同：……。
マス・レジスト・エナジーを掛けなおしている余裕もないので、ランスのダメージを回復してもらい、ランスは余勢を駆ってそのまま同じコンボを叩き込み、青竜は何故か今度はランスに全力攻撃をせず、ブレスを吐いてきた。
《突撃兵》からの《跳躍攻撃》後はその場で殴り合いを続け、それを倒すと…。
DM：青い鱗の竜が倒れるのと同時に、緑の鱗の竜が姿を現した！
一同：…………。
そのまま、赤竜→青竜→緑竜→白竜→黒竜と5色全て倒してやっと終わった。
最後の方はみんな「ご先祖様はティアマトに喧嘩売ったんだねぇ、あははは」とか言ってた（笑）。
こうして、恨みを抱いた竜を退治し、兄貴の嫁さんの魂を取り戻し、大量の財宝を得て、無事帰還して、セッションは終了した。
今回のセッションをしての教訓
