ストーリーを共有する

 同じセッションの参加者で“ストーリーを共有する”というのは結構考えているよりも難しいものです。
これはセッションの内容は各々の記憶頼りになっている事に加えて、記憶と言うものは万人同じく作られるわけではなく、自分の興味ある部分は鮮明に憶えても、あまり興味のない部分はあまり憶えない為です。つまり、興味のない部分、関係ない部分は端折って記憶してしまうというわけです。
 お互いに認識・記憶がズレたまま、セッションをすると、後から「あれ? これ●●じゃなかった?」という事態になりかねません。そこでセッションのログないし、リプレイを準備して、ストーリーを共有する事が必要です。しかし、記憶頼りにログないし、リプレイを書き起こしてしまうと、これもまた認識・記憶のズレを起こしてしまいます。その為、ログやリプレイを起こす際は、オフラインならICレコーダー等の音声を録音できるものを、オンラインならセッションの際に使用したソフトからログを出力させ、それを読み易い様に加工しておくと良いでしょう。
 オフラインはともかく、オンラインは少々の手間でログを作成できるので、キャンペーン等を行う際は、ログを作成する様にしてみては如何でしょうか。