なぜなぜなぜ?“セッション時間はなぜ延長されてしまうのか?” part.2

起こったことに対して、なぜ?なぜ?なぜ?と考えていき、次は起こらないようにするというもの。
前回のエントリ


参加者同士の掛け合いやPL発案によるシーン要求の発生
TRPGに限らず、他の遊びでも会話が盛り上がれば予定時間をオーバーするのは日常茶飯事です。
但し、その時も予定終了時間が伸びることは事前に(伸びそうと確信した時)に皆に通知するべきです。
セッション予定時間の終わり際に「伸びそうです」というのは、あまり推奨される行動ではありません。
但し終わり際に、伸びる原因が発生した場合は除外です。


オンセの所要時間を見誤っている
オンセ三倍則と言う言葉があり、オフセと同じ内容をオンセですると3倍の時間がかかるというものです。
オンセ経験の浅いGMがよく陥りますが、何回やっても陥る人もいます。
それは前回のエントリに書いた“時間管理をすることを意識していない”という理由によるのでここでは割愛します。
今は様々なツールの活用によって、一概に三倍はかからないようになっています。


PLが慎重な行動を取る
マスターがトラップマスター、情報戦がメイン、被害を減らそうとしている、策をめぐらせるといった場合に起こる現象です。(参考例:SWリプレイのバブリーズ)
人によって、リソースの消耗やリスクを減らそうと考えるあまりに、非常に消極的なものや時間のかかる行動を取る場合があります。(参考例:雑魚相手にMPの消費を嫌って、通常攻撃をしたりする)
こういう場合は、GM側からPL側に歩み寄ることが必要です。
・致命的なトラップは設置しない。
・PCの行動は好意的に解釈し、積極的に採用する。(あそこであぁ〜しなかったから罰ねといった減点的な考えはしない)
というマスタリング姿勢が必要となります。
または、策を巡らすこと等を想定し、時間調整を行うというのも解決策です。(シーンの総数を減らす等)


伏線に気付かず、進行が停滞する
これは“プレイヤーはGMが考えている程賢くはない”と念頭に考えておくことが必要です。
GMから見て簡単でも、PLからすると気づかないということは良くあります。
基本的には、ある程度PLに考えてもらう事はTRPGの楽しみでもあるのですが、それによって進行が停滞するのでは困ります。
そういう場合は、強制的に場を動かすことも必要であることを覚えておいてください。
GMの想定した“正解”と違っても、PLの出した“回答”が理に叶っていれば、それを“正解”として認めることも必要です。
それが嫌なら、多めに時間を見積もるといったことをしてください。