行動評価:他人(PL)には優しく、自分(GM)には厳しく

セッションが終了した後に、参加者を評価することに関しての考察。


自分以外の他人をどう評価するのかは非常に重要なことだと思っている。


◆どうしてか?
それは評価するということは、自分や周囲の行動を振り返ることで、“悪い点を改善する、良い点をまたできるようにする”ということで、PDCAサイクルを適用することで、参加者の技法を改善する活動を行うということ。

PDCAサイクルとは
 マネジメントサイクルの1つで、計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(act)のプロセスを順に実施し、最後の改善を次の計画に結び付け、螺旋状に品質の維持・向上や継続的な業務改善活動などを推進するマネジメント手法である。

・他人(PL)への評価は加点法
・自分(GM)への評価は減点法

という視点で評価するのが良いと思っている。


◆何故?
他人に対しては、良かった点をまず褒めることが必要であるため。
自分がGMでPLを評価する場合。

・面白いまたは魅力的なキャラクターを演じていた
・問題解決のために努力し、また結果も伴った

等の視点で評価するのが良いだろう。

・自分の想定と違う行動をしなかった

といった視点での評価は決してしてはいけない。
配分としては良かった点2つ:悪かった点1つ程度が望ましい。


自分に対しては、悪かった点をまず認めることが必要である。

・セッションを制限時間を守って成立させたか
・周囲のモチベーションを低下させることなく、セッションを行えたか
・周囲を楽しませることができたか

等の視点で評価するのが良いだろう。
配分としては良かった点1つ:悪かった点2つ程度が望ましい。

これは、自分の行動に関して、地にしっかりと脚をつけておかなければならないためだ。
「(PLで)演じるキャラクターが面白い」「(GMで)ストーリーが面白い」といったものも、基礎的な部分がしっかりと押さえられていなければ意味がないためだ。


というわけで評価する時に基準は

・他人は加点法
 良かった点を褒めて伸ばす

・自分は減点法
 悪かった点を認めて技法を改善する

という方針で評価していくのがいいんじゃないだろうか。


といいつつも、いくら加点法で評価しても、
・いっていることや裁定がその時で180°変わる
・前回に指摘した部分が良くならず逆により悪くなる(GM発言で嘘を言わないといった後に、嘘発覚等)

というような場合は、傍から見ていると減点法にしか見えないかもしれないが、それは仕方が無いような気がする。