アジャイルってのは定型なものじゃないと思うんだけど(>_<)

 先日弊社に平鍋さんが見える化セミナーをしにきてくれました。
「これで社内の抵抗勢力も大人しくなる!!」とうきうきしてその日を迎えたら、内容は社内の抵抗勢力寄りのご意見ばかりで、開いた口が塞がらないという事態になってしまい、かなり残念な気持ちでした。

  • とにかく「壁に張れ!」電子データはダメだ!

 出張が多い部署だと、全員が確認できるようにするためには、電子データでどこからでも参照できる形態が望ましいと思うんですよ。
 また、誰かが一人でまとめた報告書ならばいざ知らず、全員がデータを入力する必要があるもの(To-Doやニコニコカレンダーや工数集計)は、何処にいても全員が確認できるようにするためには、電子データの方が望ましいと思います。「壁に張れ」に固執する理由が良く分からないんですよね…。

  • 朝会は朝の仕事はじめの前に!

 早い時間に朝会をしても全員が集まらないなら意味ないと思います。
 もし、朝会のために、フレックスを使ってはいけないという事態になれば*1、それこそ本末転倒だと思うんですよね。
 そのチームに合った時間で別にいいんじゃないでしょうか。
 追記.2006-10-03 01:00
 別の資料には、「決まった時間にやる事が大事」「朝会以外に夕会をしているところもある」という説明があるので、必ずしも8:30に来て朝会をしなければいけないわけではないという考えのようでした。

 上の2個と逆の事を仰っているんですが…。


大きな収穫としては、Problem vs Us 構図を明言してくれたことですね。
これによって、上司に意見する時に You vs Me になる状況が解消される―――といいなと思ってます(笑)。
以前から、同僚と、Problem vs Usで議論できるのに、上司が入ると、Problem vs Usじゃなくて、You vs Us になっていたんですよね、多分上司は部下の責任にしたいからなんでしょうが(笑)。


正直収穫以上に、損失の方が圧倒的に大きいので悪い意味でかなりやらなかった方が良かったセミナーなのは残念です。
よくよく考えてみたら、社内の抵抗勢力が平鍋さんを御呼びしたわけで、社内の抵抗勢力に反対する意見を言うわけがないんですよね。
アジャイルってそういうしがらみに関係なく、言うべきことははっきり言うことも含まれていると思っていたんで、私の思い違いだったようですね。

*1:そういう雰囲気にだんだんなりつつある