PathfinderRPGβ版 能力とスキル

 PathfinderRPGβ版の解説。今回は引き続き能力とスキルについてです。

能力値決定方法

 クラシック、モダン、ヒロイック、ポイントバイの中からDMが指定します。
・クラシック
 3d6の合計を6回求め、それぞれ任意の能力値に割り振ります。
・モダン
 4d6の結果から、上位3つの値の合計を6回求め、それぞれ任意の能力値に割り振ります。
・ヒロイック
 2d6+6の合計を6回求め、それぞれ任意の能力値に割り振ります。
・ポイントバイ
 DMの指定したポイントで能力値を購入し、それぞれ任意の能力値に割り振ります。
 購入ポイントはそれぞれ、キャンペーンタイプによって異なり、ローファンタジーなら10、スタンダードファンタジー なら15、ハイ・ファンタジーなら20、エピックファンタジーなら25となっています。また購入する際に使用するポイントのコストもD&D3.5eとは異なっている為、注意が必要です。
 

マルチクラスによる経験値ペナルティ廃止

 D&D3.5eでは採用されていた、マルチクラスによる経験値ペナルティが無くなりました。
キャラクター作成時に種族で指定された適正クラスの中からそのキャラクターの適正クラスを選択しますが、レベルアップ時に選択した適正クラスを成長させると、ヒットポイントかスキルポイントに+1ポイントのボーナスを得られる様になりました。
 

スキル

 D&D3.5eとは異なり、最大取得スキルランクがキャラクターレベルまでになりました。また、クラススキル、クラス外スキルを問わず、1ポイントで1ランク伸ばせる様になりましたので、ファイターでひいひい言いながらクラス外スキルを伸ばす事がなくなりました。
 クラススキルの考え方は、スキルランクを振っているクラススキルの場合、基本値に+3されるものになりました。これによって、クラススキルの少ないクラス*1の不利な部分が解消されています。
 また、多くのスキルが統廃合されました。反面、各クラスの得られるスキルポイントに変更は無い為、結果的にD&D3.5eより、多くのスキルを取得出来る様になりました。
 統廃合されたスキルは、以下の通りです。
〈軽業〉〈跳躍〉〈平衡感覚〉が〈軽業/Acrobatics〉に統合されました。
〈呪文学〉〈精神集中〉が〈呪文学〉に統合されました。これでキャスターにとって、不得意な能力を使う〈精神集中〉をがんばって伸ばす必要が無くなりました。
〈解読〉〈偽造〉〈言語〉が〈言語学/Linguistics〉に統合されました。偽造も?と疑問に思わなくもないですが。
〈交渉〉〈情報収集〉が〈交渉〉に統合されました。
〈隠れ身〉〈忍び足〉が〈隠密機動/Stealth〉*2に統合されました。
〈聞き耳〉〈視認〉〈捜索〉が〈知覚/Perception〉に統合。
〈開錠〉〈装置無力化〉が〈装置無力化〉に統合されました。
〈縄使い〉が廃止されました。
〈飛行/Fly〉が追加されました。飛行移動時等に必要な様です。項目毎にDCを要求されます。

*1:ファイターとかファイターとか

*2:BLEACHの見過ぎ