ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女

ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女を見て、感動した台詞。
以下ネタバレ有り

「お初にお目にかかります、陛下」(狐)
「世辞など必要ない」(白い魔女)
「あなたに言ったのではありません」(狐)
 白い魔女の前に連行されてきた狐が謙った物言いをした事に対して白い魔女が「世辞などは必要ない」と言った事に返した言葉。
シナリオ内でGMとして使うなら、PCを王族(またはナルニア国物語のように未来の王)として、逆賊に既に国は支配され、PCが捕らわれている時に、PCに対して忠誠を誓っている家臣にこれを言わせる。この台詞により怒り狂った逆賊に忠臣を殺害させて、PCの奮起を促すといった効果が期待できる。
またPCとして使うなら、仕えるべき王が逆賊に捕まっている時にこの台詞を言うと、場が盛り上がる効果が期待できそうだ。
この台詞は、ナルニア国物語の狐と同様に、本当の台詞を言うべき対象と初めて会うとうまく決まるように思える。


「ついてきてくれるかい?」(ピーター)
「命の限り」(オレイアス)
 次男エドマンドの代わりとなって犠牲となったアスランに代わってアスラン軍の指揮をとるピーターが、戦争が始まる直前に、傍らにいるオレイアス(アスラン軍の近衛隊長)にいった発言にオレイアスが返した台詞。
この後、転進中に敵の放った矢により、敵軍の目前で落馬したピーターを救うため、オレイアスは敵軍に単身(サイも連れていたけど)突撃を行い、ピーターを救えたものの白い魔女に石に変えられてしまう。
シナリオ内でGMとして使うなら、上同様に、PCを主役に、オレイアス役をNPCにさせ、オレイアス同様に、命をかけて主を救うシーンをすると、良さそうだ。
またPCなら、上と同様に、仕えるべき人を護るため、戦争の前に、上記の台詞を言い、戦争中に、主を救うために無謀な突撃をすると良さそうだ。


他にも、
「大丈夫かい、フィリップ?」(エドマンド)
「もう若くありませんから」(フィリップ)
等、巧みな演出を感じる部分もあり、良い部分多数、ちょっと…な部分がいくつかと全体としては良い作品なのに、非常に残念な作品。
ただTRPGする時の参考映像として見ておくことをお勧めしたい作品だった。
グリフィンとかセントール、フォーンは特に一見の価値アリ!と思う。